ローダー家について

すべての女性は美しくなれるという確信と先見の明があった起業家、エスティ ローダーはメークアップの力とスキンケアの重要性を直感的に理解していました。 最高品質の化粧品を女性に提供するという彼女の献身は、1946年、4つの製品で始めた駆け出しのビジネスを、今日のプレステージビューティの世界的リーダーへと変貌させました。

後にエスティ ローダーとして知られるジョセフィン エステル メンツァーは移民の両親の娘として、米ニューヨーク、クイーンズに生まれました。その後、叔父が開発したスキンケアプロダクトを地元の美容室やホテルで販売し始めます。 1947年、サックス フィフス アヴェニューから初めて大口の注文を受けました。 エスティは、口コミの威力をよく理解しており、製品の試供品を提供することは彼女のビジネス哲学の要でした。 研究部門は、エスティ一人が担う一方で、お客様一人ひとりに対応するビューティコンサルテーションをどこよりも早く提供し、「ギフト ウィズ パーチェス（購入者へのギフト）」の施策を実施しました。

それだけではありません。ユースデューやアラミス、ビューティフルをはじめとする世界で長く愛され続けているフレグランスも世に送り出しました。 それに続く20年間、自身のビジョンをより広く具現化していくため、Aramis、Clinique、 Prescriptives、Lab Series、そしてOriginsという革新的な5つのブランドを立ち上げたのです。これらのブランドではすべて、時代を象徴する広告キャンペーンと斬新なマーケティング戦略が展開されました。

1978年にはフランスのレジオン・ドヌール勲章、2004年には大統領自由勲章など、数々の名誉ある賞を受賞しました。 アメリカン ソサイエティ オブ パーフューマーズのリビングレジェンド（生きる伝説）賞の第一号受賞者もエスティでした。 世界各国を旅するだけではなく、幅広い人々をもてなしたり、世界のリーダーや映画スターとも親交を深めたりました。 さらに、自宅をマンハッタン、ロングアイランド、パームビーチ、ロンドン、南仏に構え、その各地からインスピレーションを得ていたのです。

1995年に引退した時、彼女の最大の願いは叶えられました。それは、子供たちや孫たちが家業に没頭することでした。 1985年、「アメリカンドリームを生きることは激しく困難な仕事でしたが、これ以上満足のいく人生は望めませんでした」と、彼女は自身の伝記『Estée: A Success Story 』に書いています。 「可能性は無限にあると考えています。成功できるか否かは、夢に向けて行動できるかにかかっているのです。」

エスティ ローダーは、2004年他界、享年95でした。

ジョセフ ローダーは、妻のエスティ ローダーとともに、1946年、会社を共同で設立し、当時は社員は、二人だけでした。 ジョセフ ローダーは、シルク、ボタン、テキスタイルを専門としていました。

マンハッタンのローワーイーストサイドで生まれた生粋のニューヨーカーであるジョセフは、両親が別荘を持っていたウェストチェスター郡でジョセフィン エスター メンツァーと出会いました。 二人は、1930年に結婚しました。

創業当初、エスティとジョセフはストーブを使ってスキンケアクリームを開発し、顧客に手渡ししていました。 会社が成長するにつれ、ジョセフは、製造業務と財務を担当するようになり、エスティが製品開発、販売、マーケティングを監督するようになりました。

ローダー夫妻は、ビジネスのため、また芸術家、世界の指導者、俳優、ウィンザー公爵夫妻をはじめとする社交界の著名人らと交際するために世界中を飛び回っりました。 ジョセフ ローダーは、一族の慈善団体であるローダー財団の副会長を務めていました。 オペラと芸術を愛し、ブルックリン薬科大学の理事も務めました。

彼が他界した1983年、彼の息子であるレナードとロナルドによって、ペンシルバニア大学のジョセフ H. ローダー経営国際研究所が彼の名誉のもと設立されました。

逝去当時、レナード A. ローダーはエスティ ローダー カンパニーズ の名誉会長でした。 60年以上にわたりリーダーシップを発揮し、両親が1946年に設立した同社を、1つの国で8つの製品を扱うブランドから、複数のブランドを持ち、世界中で愛されるアイコンへと変貌させるのに貢献しました。 今日、当社は、プレステージスキンケア、メイクアップ、フレグランス、ヘアケア 製品の世界有数の製造・販売業者の一つとなりました。 4つの製品カテゴリーにまたがる個性的なブランドで構成される多様なポートフォリオは、約150の国と地域で販売されています。  
 
ローダー氏は1933年、エスティとジョセフ H. ローダーの長男としてニューヨークに生まれました。 大恐慌時代に育った彼は、家庭の台所で事業を始めた母（エスティ ローダー）を手伝いました。 ブロンクス科学高校を経て（’50年）、ペンシルベニア大学ウォートン・スクールを卒業（‘54年）を卒業しました。 米海軍に勤務後、1958年にエスティ ローダー カンパニーズに正式に入社し、会社初の研究開発ラボを立ち上げ、事業の成長に貢献しました。
 
ローダー氏は、1960年にロンドンのハロッズにエスティ ローダーカウンターを開設したのを皮切りに、 当社の国際展開を主導しました。 業界のパイオニアである彼は、「リップスティック指数」（景気が悪くなると、 リップスティック の売上が上がる）という言葉を生み出し、丸みを帯びた リップスティック の上部をカミソリで斜めにスライスして、現在では標準的な リップスティック の形状を作り出しました。
 
1972年から1995年までエスティ ローダー カンパニーズの社長、1982年から1999年まで最高経営責任者を務めました。 1995年に会長に就任し、6月 2009年まで同職を務めました。 7月 2009年、ローダー氏は名誉会長となり、亡くなるまで事業と日々の業務に深く関わり続けました。  
 
当社の「チーフ・ティーチング・オフィサー」として社内で知られるローダー氏は、会社の財産はその人々であると信じ、多様な人材の中で成長を促すことに力を注ぎました。 社員のたゆまぬ擁護者であり、社員の成長と創造性に情熱を傾け、彼は会社の文化に思いやりと他者への敬意という自らの価値観を注入しました。
 
ローダー氏は、芸術、教育、慈善活動の世界に深く関わっていました。
 
著名なアートコレクターであるローダー氏は、ホイットニー美術館の名誉会長を務め、1977 年から2011年まで同美術館の評議員を務めました。 彼は美術館の最も重要な後援者の一人であり、2008年には、美術館の基金に131百万ドルの画期的な寄付を行いました。 彼はまた、ホイットニー美術館が948点の作品を取得するのを支援し、760点は 彼自身が寄贈しました。他の188点は、取得委員会や他の寛大なコレクターの助けを借りて取得されました。 2016年、ミートパッキング・ディストリクトにあるホイットニー美術館の新本館が、ローダー氏に敬意を表して「レナード A. ローダー・ビルディング」と命名されることが発表された際、ローダー氏はホイットニー・コレクション賞の第1回受賞者に選ばれました。
 
2013年、ローダー氏はメトロポリタン美術館に、 78 点のキュビズムの絵画、素描、彫刻のコレクションという画期的な寄贈を約束しました。 その後、彼はその約束した寄贈品に5つの主要作品を加え、コレクションを増やしていきました。 キュビズム・コレクションの寄贈と同時に、レナード A. ローダー・リサーチ・センター・フォー・モダンアートの設立を支援しました。このようなセンターは、百科事典的な美術館の中で、モダンアートに特化した初のセンターであり、フェローシップ、重点的な展覧会、公開講座を支援しています。
 
慈善活動家としても有名で、ローダー氏は弟のロナルド S. ローダー氏とともにアルツハイマー病創薬財団（ADDF）の共同設立者兼共同会長を務めました。 亡き妻、エブリン H. ローダーが設立した乳がん研究基金（BCRF）の名誉理事長を務めました。 また、ペンシルベニア大学、外交問題評議会、アスペン研究所、メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターの主要な支援者でもありました。 
 
ローダー氏の教育への情熱は、多くの学術機関への支援につながりました。 ペンシルバニア大学の名誉評議員であり、同大学のジョセフ H. ローダー経営国際研究所の創立理事会メンバーを弟のロナルドとともに務めました。 2017年には、ブロンクス科学高校の殿堂入りを果たしました。 2020年のパンデミックが恵まれない地域における質の高いプライマリーケアの深刻な不足を浮き彫りにしたとき、ローダー氏はペンシルバニア大学と協力し、ナース・プラクティショナーを教育するための授業料無料プログラムを創設しました。 彼の$125百万ドルの寄付は、アメリカの看護学校への最大の寄付であり、ペンシルベニア大学のレナード A. ローダー地域ケア・ナース・プラクティショナープログラムを実現させました。    
 
その生涯において、ローダー氏は、米海軍補給部隊財団から贈られる「ローンセイラ―」賞、フランス政府から贈られるレジオン・ドヌール賞、リンカーン・センター企業基金女性リーダーシップ評議会から贈られる女性リーダーシップ賞、パラッツォ・ストロッツィ・ルネッサンス・マン・オブ・ザ・イヤー賞など、数え切れないほどの賞を受賞しました。 2020年には、世界小売業会議（World Retail Congress）から殿堂入りを果たしました。 

ローダー家は、長年にわたる慈善活動と公益事業への貢献が認められ、栄誉あるカーネギー・メダル・オブ・フィランソロピーを2011年受賞しました。 2014年、ローダー氏はニューヨークランドマーク保存協会からリビング・ランドマークに選ばれました。 ローダー氏とグリックマン ローダー氏は、 2016年にゴードン・パークス財団のパトロン・オブ・アート賞を受賞しました。 
 
ローダー氏は、2020年にハーパー・コリンズ傘下のハーパー・ビジネス社から出版された回顧録『The Company I Keep: My Life in Beauty』で、ビジネスと人生で学んだ多くの教訓を語っています。
 
ローダー氏は、 エスティ ローダー カンパニーズのシニア・コーポレート・ヴァイス・プレジデントであり、乳がん研究基金の創設者でもあるエブリン H. ローダーと1959年から2011年に彼女が亡くなるまで結婚していました。 彼には、2人の息子、ウィリアム（エスティ ローダー カンパニーズ取締役会会長会長）とゲイリー（ローダー・パートナーズLLCマネージング・ディレクター、 ELC取締役）、5人の孫、2人のひ孫がいます。 2015年 1月月 1日年、ジュディ グリックマン ローダーと結婚。慈善家であり、国際的に著名な写真家で、その作品はJ.ポール・ゲティ美術館、ホイットニー美術館、メトロポリタン美術館、米国ホロコースト博物館を含む300以上の公的、私的コレクションに収蔵されています。

ロナルド・S・ローダーは、エステー＆ジョセフ・ローダーの次男であり、兄のレナード同様、食卓で家業を学んだ。 1964年、ベルギーのオーベル工場でキャリアをスタートさせました。 1985年にClinique Laboratoriesのジェネラルマネージャーに就任したのを皮切りに、1994年から会長を務めています。 Prescriptivesの創設に尽力し、1992年から2002年までエスティ ローダー インターナショナルの会長を務めました。 また、1968年から1986年まで、1988年から2009年まで、エスティ ローダー カンパニーズの取締役を務めました。 11月 2016年に取締役に再選され、1月 2025年までその任にありました。

1983年、エスティ ローダー カンパニーズを休職し、米国国防総省の欧州NATO担当副次官補として勤務しました。 1986年、ロナルド レーガン大統領によって駐オーストリア大使に任命されました。 ウィーンから帰国後、1987年、ロナルド S. ローダー財団を設立しました。同財団は現在、ヨーロッパの35のユダヤ人学校、幼稚園、サマーキャンプを東ヨーロッパの15の国で展開しています。 現在、これらの学校には7,500人、サマーキャンプには2,500人が参加しています。 長年にわたり、同財団は、ユダヤ教の学問がなかったこの地域で、30,000 以上の子供たちに教育を施し、この地域一帯に繁栄するユダヤ人コミュニティを築く手助けをしてきました。 また、ニューヨークとウィーンのユダヤ人高校生による国際学生交換プログラムも創設しました。

国際的な関心に加え、長年にわたり国内の市民活動や公共政策問題にも尽力してきました。 州および全国レベルの政治活動家であり、1989年、ニューヨーク市長選の候補者でした。

6月 2007年、世界ユダヤ人会議（World Jewish Congress）の議長に選出され、以来同会議の議長を務めています。 世界各国100か国のユダヤ人社会を代表し、各国首脳、外交官、宗教指導者らと会談しています。

1999年2月、米国主要ユダヤ人団体会長会議の会長に選出されました。 同会議での選出は、1997年、ユダヤ民族基金の理事長に選出されたことに続くもので、現在は同基金の理事長を務めています。

世界ユダヤ人返還機構国際公共委員会委員長、アウシュビッツ・ビルケナウ財団委員会委員長、ユダヤ遺産評議会委員長、ブランダイス大学サハロフ文書館評議員会委員長、国際ヤド・ヴァシェム協会国際理事会理事を務めるほか、米国ホロコースト記念評議会、ユダヤ神学校理事会、米国ユダヤ人共同配給委員会理事会、名誉毀損防止連盟財団評議員会、国際アウシュビッツ評議会、テルアビブ博物館国際理事会のメンバーでもあります。

ニューヨークを拠点とする国際的な水企業であるWater Holding Group RWL Water, LLCの創設者兼会長でもあります。 また、ペンシルベニア大学ジョセフ H. ローダー経営国際問題研究所の理事長でもあります。 1998年、兄のレナード A. ローダー氏とともにアルツハイマー病創薬財団を設立しました。 二人は、共に財団の共同会長を務めています。

著名な美術品コレクターでもあり、世界有数のプライベートコレクションを築いています。 1995年から2005年まで近代美術館の会長を務め、現在は同美術館の名誉会長を務めています。 2001年、ニューヨークにノイエ ギャラリー ニューヨークを設立。 この美術館は、ドイツとオーストリアの芸術を専門としています。 ナチスによって略奪された美術品の回収を提唱し、闘う「the Commission for Art Recovery」を1997年に設立しました。

国際テレビ芸術科学アカデミーから「国際エミー局長賞」を2006年に受賞。 2011年、妻のジョー キャロル ローダーとともにアンドリュー カーネギー慈善メダルを受賞。2013年、フランスのオランド大統領からレジオン・ドヌール勲章を授与されました。 2015年、ドイツ最高の栄誉である功労勲章中佐十字章を受勲。また、2016年、バー イラン大学エルサレム研究インゲボルク レナート センターから「シオンの守護者」賞を授与されました。 2009年にベングリオン大学、2011年にイェシヴァ大学からも名誉博士号を授与されています。

1944年 2月月 26日年に生まれました。 ニューヨークのブロンクス科学高校を卒業し、ペンシルベニア大学ウォートンスクールで国際ビジネスの学士号を取得。 パリ大学で学び、ブリュッセル大学で国際ビジネスの資格を取得。 1967年7月にジョー キャロル ノップと結婚しました。 2人の子供と2人の孫がいます。 一家は、ニューヨーク在住です。

エブリン H. ローダー(1936–2011)は、エスティ ローダー カンパニーズのシニア コーポレート バイスプレジデント兼フレグランス開発責任者。 50年以上の在籍中、多くの役職を歴任する一方、ファッショントレンド、消費者のニーズの変化、革新的なスキンケア、メーキャップ、フレグランス製品の開発への新しいアプローチに関する貴重な洞察力を発揮しました。 彼女は、クリニークのブランド名を決める際にも貢献しました。 エスティ ローダー カンパニーズのフレグランス開発部門ワールドワイド ヘッドとして、ベストセラーとなった「Beautiful」や「Pleasures」など、世界的に成功を収めたフレグランスの開発を指揮。

彼女はおそらく、女性の健康における汚名を取り上げる活動で世間に最もよく知られています。 乳がんが公然と語られることのなかった当時、エブリン H. ローダーは、この病気に対する認識を高める機会を見出しました。 1987年、早期の乳がんを患った経験から、1992年、『Self』誌のアレクサンドラ ペニーと共同で、今や世界的な乳房衛生のシンボルとして知られるピンクリボンを制作しました。 エブリンは、「エスティ ローダー カンパニーズ乳がん啓発キャンペーン」を立ち上げ、現在は、そのキャンペーンは「エスティ ローダー カンパニーズ乳がんキャンペーン」として知られています。

2000年のキャンペーンでは、10月に歴史的建造物をピンク色にライトアップし、乳房の健康に対する世界的な関心を喚起する取り組みを行いました。 2010年、キャンペーンは、24-hour時間内に38の世界各地の歴史的建造物にイルミネーションを施し、"Most Landmarks Illuminated for a Cause in24 Hours "として史上初のギネス世界記録を達成しました。 インドのタージ マハル パレス＆タワー ホテル、日本の東京タワー、フランスのホテル マジェスティック、そしてニューヨークのエンパイア ステート ビルディングなどが含まれます。

1993年に設立した乳がん研究基金（BCRF）の会長も務めました。 彼女は、世界中の主要な医療センターで最も革新的な臨床研究およびトランスレーショナルリサーチに資金を提供することで、乳がんを予防し、生涯をかけて治療法を見つけることに情熱を注いでいました。 今日、BCRFは世界最大の乳がん研究の民間助成団体であり、BCRFが資金を提供した研究者たちは、乳がんの予防、診断、治療、サバイバーシップにおけるあらゆる大きな飛躍的進歩に深く関わってきました。

現在までに、エスティ ローダー カンパニーズの乳がんキャンペーンとエスティ ローダー カンパニーズ慈善財団は、救命のための世界的な研究、教育、医療サービスのために、144百万米ドル以上の資金を提供しており、BCRFを通じて医学研究に114百万米ドル以上の資金を提供しています。

1989年、ロニューヨークのメモリアル スローン・ケタリングがんセンターにエブリン H. ローダー乳腺センターを設立するための募金活動を開始しました。 最初の乳腺診断センターとして、世界中の同様の施設のモデルとなりました。 拡張されたエブリン H. ローダー乳腺センターは、9月 2009年、以前の3倍の大きさでオープンしました。 最新の乳がん予防、診断、外来治療サービスを提供し、1つの疾患に対して1つの屋根の下で連携した支援サービスを提供する世界的なモデルとなっています。

エブリンの功績は、世界的に認められています。 2002年、フランスのレジオンドヌール勲章シュヴァリエを受章。 6月 2007年、がんに対する一般の人々の意識を高めるための努力に対して、米国臨床腫瘍学会から名誉ある2007Partners in Progress賞を受賞しました。 1999年と2007年には、『Crain's New York Business』誌でニューヨークの「100 Most Influential Women in Business（ビジネス界で最も影響力のある女性）」の一人として紹介され、2008年、「International Best Dressed List（国際ベスト ドレッサー リスト）」にノミネートされました。 2010年、BCRFでの活動と乳がん撲滅に向けたたゆまぬ努力が認められ、ファッション グループ インターナショナル ヒューマニタリアン賞を受賞しました。 10月 2011年、ローダー家は、長年にわたる慈善活動と公益事業への貢献が認められ、名誉あるカーネギー慈善メダルを受賞しました。

エブリンは、熱心な写真家であり、その作品はホイットニー美術館、ヒューストン美術館、世界の主要な医療施設など、多くの公的、私的コレクションに収蔵されています。 また、自作の写真集『The Seasons Observed』と『An Eye for Beauty』を出版しています。 彼女の写真は、ニューヨークのPace/MacGill Gallery、サンフランシスコのBerggruen Gallery、マドリードのDuran Exposiciones de Arte、北京のThe Red Gate Gallery、パリのGaleries LafayetteのGalerie des Galeriesなど、国際的に展示されています。 最新の写真展「Salon Beauties」は、ロンドンのガゴシアン・ギャラリーで2011年 9月月 29日年に行われました。 9月 2006年には、初の料理本『In Great Taste: Fresh, Simple Recipes for Eating and Living Well』を出版しました。 エブリンの著書や展覧会の印税は、すべてBCRFに寄付されています。

エヴリン ローダーは、非遺伝性卵巣癌の合併症により、11月 12th, 2011年に他界しました。 夫でエスティ ローダー カンパニーズ名誉会長のレナード A. ローダー、息子でエスティ ローダー カンパニーズ執行会長のウィリアム、息子でローダー パートナーズLLCマネージングディレクターのゲイリーと妻のローラ、そして5人の孫がいます。

ウィリアム P. ローダーは、レナード ローダーとエヴリン ローダーの息子であり、エスティ ローダーとジョセフ ローダーの孫です。 取締役会長を務めています。 7月 2009年から2024年11月まで執行会長兼取締役会長を務め、7月 2004年から6月 2009年まで最高経営責任者を務めました。 最高経営責任者としての5年間の在任中、国際的なプレゼンスと販売チャネルを拡大し、ブランドポートフォリオを大幅に強化しました。

1986年、ニューヨーク都市圏のクリニークU.S.A.地域マーケティングディレクターとして入社。 1990年、Originsブランドとその革新的な店舗内店舗コンセプトの創出を主導しました。 その後、クリニークとOriginsのワールドワイド事業を統括し、独立型店舗とインターネット事業を監督しました。 2003年、最高執行責任者に就任し、当社の全グローバル事業、9つの専門ブランド、小売事業を統括しました。

彼の指揮の下、クリニークの「ドラマティカリー ディファレント モイスチャライジング ローション」は米国の百貨店で最も売れたプレステージスキンケア製品となり、クリニークは初のアンチエイジング製品を発売しました。

当社入社以前は、ニューヨークでメイシーズのエグゼクティブ トレーニング プログラムを修了し、1985年にオープンしたニューヨーク部門／ダラス店のアソシエイト マーチャンダイジング マネージャーを務めました。

ペンシルベニア大学理事、母校であるニューヨークのトリニティスクールの名誉理事を務めています。 また、フレッシュ エア ファンドの理事長、乳がん研究基金、92nd Street Y、パートナーシップ フォー ニューヨーク シティ、ゼルニック メディアの諮問委員会のメンバーでもあります。 2012年、ペンシルバニア大学ウォートンスクールの講師に任命され、MBAの2年生向けに考案したコース「Decision Making in the Leadership Chair」を教えています。

エアリン ローダーは、ラグジュアリーライフスタイルブランド「AERIN」の創設者兼クリエイティブ・ディレクターであり、「エスティ ローダー リニュートリィブ」のスタイル＆デザイン ディレクターでもあります。

1992年、Prescriptivesのマーケティングチームの一員として、エスティ ローダー カンパニーズでキャリアをスタートさせました。 その後、クリエイティブ ディレクターをはじめ、製品開発、広告、クリエイティブの分野でさまざまな役職を歴任し、20年間、エスティ ローダーのブランドイメージをグローバルに形成しました。

ペンシルベニア大学アネンバーグ スクール オブ コミュニケーションズ卒業。 メトロポリタン美術館の評議員会の教育委員会のメンバーであり、近代美術館の国際委員会のメンバーでもあります。さらに、父親であるロナルド ローダーが2001年に設立した20th世紀初頭のドイツとオーストリアの美術を専門とする美術館、ノイエギャラリーにも積極的に参加しています。

エスティ ローダー カンパニーズの取締役であり、株主および一族の一員でもあるジェーン ローダーは、自身の祖母であるエスティ ローダーが創業した75-year年以上の歴史を持つプレステージビューティカンパニーにおいて、独自の役割を担っています。 28-year年の在職期間中、クリニークやOriginsなどELCの最も人気の高いブランドのリーダーシップから、同社の将来の成長の重要な推進要因となるAIとデータ変換の戦略と構築まで多岐にわたる職務を担ってきました。

2020-2024年から務めていた最高データ責任者およびエンタープライズマーケティング エグゼクティブ バイスプレジデントとしての役職において、ジェーンは、AIや画期的なテクノロジーツールの導入など、ELCの企業全体にわたるイノベーション戦略を加速させました。これにより、消費者に関する洞察、トレンド、高品質な体験の収集と適用方法が改善されました。 ELCの人工知能タスクフォースを率い、企業運営と消費者への働きかけを支援する同社のグローバルなAI戦略の策定と展開に大きく貢献しました。 データと消費者マーケティングに対する深い理解を活かし、「数学と魔法」のアプローチを用いて、ELCのマーケティング、メディア、デジタル、データ部門を牽引しました。 

2020年にELCエンタープライズの役割に任命される前、ジェーンは、クリニークのグローバル ブランド プレジデントを務め、同社のオンラインビジネスを3倍に拡大し、50年にわたる独自の臨床データと皮膚科医の専門知識を活用した画期的なデジタル肌診断ツール「クリニーク クリニカル リアリティ」を立ち上げるなど、同社で幅広いブランド経験を積みました。 ジェーンは、Origins、Ojon、Darphinブランドのブランドプレジデントとして、Originsブランドを科学に基づく自然志向に再構築し、ブランドのベストセラー製品である「Plantscription」と「Ginzing」の2つを発売しました。 

人材活用の熱心な提唱者であるジェーンは、ELCの男女平等戦略を主導し、同社のグローバルな女性リーダー育成活動の執行委員長を務めました。 彼女のSTEM分野における女性支援への取り組みは、ELCにとどまらず、母校であるスタンフォード大学では、科学、産業、社会におけるデータ主導の問題に取り組むための分析的かつ定量的な洞察力を次世代のリーダーに育成することに重点を置いた、寄付講座のデータサイエンス教授職を務めています。 

ジェーンは、2009年、ELC取締役会に加わわりました。 ニューヨーク市立図書館評議員会、ニューヨーク市ハイライン友の会理事、シリコンバレーを拠点とするイベントブライトの理事も務めています。 ジェーンは、スタンフォード大学人文学、科学学部長の戦略的諮問機関である人文学、学評議会のメンバーであり、同大学のAIに関する方針やプロセスに戦略的な意見を反映させています。 

スタンフォード大学で歴史学の学士号を取得し、現在はニューヨーク市在住です。 

ゲイリー M. ローダーは、シリコンバレーを拠点とするベンチャーキャピタル、ローダー パートナーズLLCのマネージングディレクターです。 1985年以来、ベンチャーキャピタリストとして、さまざまな業界の未上場企業170以上に投資しています。 1980年代、ニューヨークの2つの異なるベンチャー企業に勤務しました。 ペンシルベニア大学で国際関係学の学士号、ウォートンスクールで経済学の理学士号、スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得。 妻のローラとともにアスペン研究所のソクラテス ソサエティの共同創設者であり、アスペン研究所のヘンリー クラウン フェローシップ プログラムの第1期生でもあります。

現在は、バイオメディカル、IT、法執行、セキュリティなどの分野のテクノロジー企業に投資しています。 多くの民間企業および政府機関の理事またはオブザーバーを過去務めたことがあり、また現在も務めているものがあります。 また、現在は、複数の非営利団体の諮問委員やアルツハイマー病創薬財団の理事を務めています。

家族の一員として、長く非公式に会社に関わってきました。 2023年、取締役に就任しました。